2016年01月22日

~工房へ潜入~抹茶バームクーヘン:焼き


バームクーヘン製造レポ、第2回です。
今回は、いよいよ生地を焼くところ。
店内からも、位置的に少し見にくいのですが、焼いている様子が見えるんですよ!
ちょうど焼いている時に、お時間があれば、見てみてくださいね。


バーナーで、オーブンに火を付けます。
焼1


オーブン手前に、生地を流し込み、温度が高くなるまで混ぜます。
焼3


専用の紙を巻いた芯棒をセットします。(この紙は最後に外します)
焼4


このバームクーヘンのオーブン、しくみをここでお話すると、
焼6改
まず、芯棒自体が自転しています。
更に、芯棒がはまっている円盤が手前に回転。
生地の受け皿が上下に稼働。

これによって流れとしては、

芯棒が手前に来る

受け皿を上に動かし、芯棒に生地がつく(自転しているので全体に生地が付く)
焼7

受け皿を下げる。
焼8

芯棒が上に上がり、次の芯棒が来る
(先程の芯棒はバーナーに近い方へ移動し、生地が焼けていく)
焼9


という流れになり、バームクーヘン特有の、あの層ができあがっていくのです。


時折、形を整えます。
焼10

いよいよ終盤です。
焼13

雅正庵のバームクーヘンは、しっとりふんわりを目指しています。
その為、一回一回の焼きを強くしすぎると固くなってしまいますし、
焼きが甘いと、この辺りの重くなってきた頃に、重みに耐えられなくなって
突然どさっと落ちたりします。
そんなことにならないよう、焼き始めると少しを気を緩める事ができません。

焼14
しかしこのオーブンの前、先程も出てきたように、
火が正に目の前。ストーブの目の前に居るのと同じ状態です。
冬でも熱い状態が続きますし、夏場は本当に熱さとの戦いになります。

焼15


立派に大きくなりました!
焼16


やっと焼きあがりです。
焼17

オーブンから外し、冷まします。

店内からも、焼きあがって次の工程を待つバーム達が見えますよ。
店内から工房2

次回は周りの砂糖がけをする工程をご紹介します!
どうぞお楽しみに!



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Posted by 雅正庵 at 10:32│Comments(0)おしごと
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